県労連介護福祉労働者連絡会主催の第9回「結果を出せるノーリフティングケア」が、6月11日開催され、組合に加入されていない16人を含めて42人が参加、合同労組からも5人が参加しました。講師はリハケアリングネットワーク理事長の香川寛さん。今回は「立てる」人を対象に「適切な介助と、適切でない介助の実技研修」を行いました。
日本は「常に過緊張の高齢者が多く、そのための身体を動かす機会が少ないことが問題」と指摘し、重度化の予防・改善のためのポイントは「①きちんと寝ること(ポジショニング)」「②きちんと座ること(シーティング)」「③抱えない(きちんと立つ)ノーリフティング」であると話します。
実技では「椅子から立たせての移乗する方法」や「ベッドから車いすへの移乗」をスライディングシートや手すりなどを使いながら行い、その人の状況によって考えることが必要であり、立てない人には「リフト」の利用を進めるとしました。
リフト(福祉用具)の効果として「利用者の苦痛や不安の軽減」や「介助者の負担軽減」があり、それらの選択も大切であると言われます。